迫る気候危機、ママ友のグルチャに「何とかしたい」 選挙で得た希望
都議選候補者の演説を聞く人たち=2021年7月3日午後7時59分、東京都内、伊藤進之介撮影 どうせなら気候変動対策を進める候補者を選挙で応援したい。でもどうやって? NPO職員の笠井貴代さん(44)は、子どもの食物ア [...] The post 迫る気候危機、ママ友のグルチャに「何とかしたい」 選挙で得た希望 appeared first on Japan Today.

どうせなら気候変動対策を進める候補者を選挙で応援したい。でもどうやって?
NPO職員の笠井貴代さん(44)は、子どもの食物アレルギーをきっかけに環境問題に関心を持った。2019年の夏には、実家のある北海道帯広市で35度を超える日が続いた。エアコンがなく母親が熱中症で倒れそうになった。「私の子どもの頃とはまるで違う。これからどうなるのだろう」と気候変動について勉強するようになった。
コロナ禍の最中に行われた21年7月の東京都議選。当時都内に住んでいた笠井さんは気候変動対策を進める候補に投票したいと考えた。しかし、候補者のホームページやアンケートを調べても、十分な情報が手に入らなかった。
選挙で気候変動対策を進める候補者に投票をしようという動きが出始めています。実際に行動した人に話を聞きました。
- 気候変動対策で考え近い候補者に「投票」 有権者の3人に1人が意向
だったら「自分で聞こう」。そう考え、候補者にメールで質問を送った。
新型コロナ対策以外で注力していることは何か、環境・気候変動問題について感じていることやどんな対応をすべきだと考えているか、聞いた内容をSNSなどで公表してもよいか、の三つだ。
「嫌われたらどうしよう」
2人から返信が来た。調べると、これまでも熱心にブログで発信したり、住民の請願のサポートをしたりしている候補がいた。その人を「推す」ことに決めた。
とはいえ、まわりに働きかけることにはためらいもあった。「急に政治の話をして、ママ友コミュニティーで嫌われたらどうしよう」
「選挙だけど、投票行く?」と聞くのが精いっぱいだった。
投開票日が近づく中、応援す…
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