作戦の成功が危機に イスラエルのイラン攻撃、元准将が語る落とし穴

イラン南西部アフワズで2025年6月19日、イスラエルの空爆で死亡した人の葬儀に参列する人たち。ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供=ロイター 元モサド上級研究員・元イスラエル軍准将ヨシ・ベンアリ氏  イスラエ [...] The post 作戦の成功が危機に イスラエルのイラン攻撃、元准将が語る落とし穴 appeared first on Japan Today.

作戦の成功が危機に イスラエルのイラン攻撃、元准将が語る落とし穴
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イラン南西部アフワズで2025年6月19日、イスラエルの空爆で死亡した人の葬儀に参列する人たち。ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供=ロイター
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元モサド上級研究員・元イスラエル軍准将ヨシ・ベンアリ氏

 イスラエルとイランの軍事的な応酬が激化している。イスラエルによる先制攻撃に端を発する現状と今後の見通しを、専門家はどう評価するのか。元イスラエル軍准将で、対外諜報(ちょうほう)機関モサドでパレスチナ担当の研究員を務めたヨシ・ベンアリ氏に聞いた。

 ――イスラエル軍によるイランへの攻撃を、軍事的観点からどう評価しますか。

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 6月13日の先制攻撃は、数年にわたり準備され、軍とモサドが連携して実行された作戦でした。軍事的にみると、あらゆる側面において極めて高い完成度で、世界中の軍事学校で使われる教科書に載せてよい水準の成功だったと思います。イスラエルの空軍機が、テヘラン上空を自由に飛び回れたことは象徴的でした。ただ、これを戦略的な成果に結びつけられるかどうかは、政治の手腕にかかっています。

■イランの名誉、傷つけた攻撃…

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