女子の理系専攻、目標にまだ20ポイント足りず 企業も採用に悩み

山田進太郎D&I財団が開いたイベントで、中高生向けに理系の仕事などを体験するツアーを実施した企業の担当者らが意見を交換した=2025年5月21日、東京都品川区大崎1丁目、本間ほのみ撮影  国が理工系に進学する女性を約3割 [...] The post 女子の理系専攻、目標にまだ20ポイント足りず 企業も採用に悩み appeared first on Japan Today.

女子の理系専攻、目標にまだ20ポイント足りず 企業も採用に悩み
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山田進太郎D&I財団が開いたイベントで、中高生向けに理系の仕事などを体験するツアーを実施した企業の担当者らが意見を交換した=2025年5月21日、東京都品川区大崎1丁目、本間ほのみ撮影

 国が理工系に進学する女性を約3割に増やすという目標を掲げて3年が経った。進学者は増えているものの、目標まではまだ20ポイント以上差がある。さらに後押しするには、何が必要なのか。理系女性の採用に積極的な企業に聞いた。

目標は3割、でも現状は

 政府は2022年、教育未来創造会議の第1次提言の中で、32年までをめどに、理工系分野を専攻する女子学生の割合(22年度で6.9%)を、男子学生と同等の28%程度にするという目標を掲げた。

 文部科学省や内閣府などが行ったことの一つは、大学入試で理工系学部への「女子枠」導入の後押しだ。さらに、ロールモデルに出会う場を提供しようと、イベントを実施したりホームページで発信したりしてきた。23年度からは、理系のキャリアに触れにくい人口5万人未満の市区町村に、女性研究者を派遣する事業も始めている。

 学校基本調査によると、24…

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