授業時数、弾力化?それとも削減? 次の学習指導要領へ提案続々

調査結果を紹介する大森直樹・東京学芸大教授=6月30日、東京都千代田区  ある教科の授業時数を減らし、その分、他の教科に上乗せすることなどを可能にする文部科学省の「弾力化案」がよいか。それとも、年間の標準授業時数を削る「 [...] The post 授業時数、弾力化?それとも削減? 次の学習指導要領へ提案続々 appeared first on Japan Today.

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調査結果を紹介する大森直樹・東京学芸大教授=6月30日、東京都千代田区
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 ある教科の授業時数を減らし、その分、他の教科に上乗せすることなどを可能にする文部科学省の「弾力化案」がよいか。それとも、年間の標準授業時数を削る「削減案」がよいか。次の学習指導要領の方向性をめぐり、議論が活発になっている。

 文科省は3月と6月の中央教育審議会の特別部会で「柔軟な教育課程」を提案した。ある教科の授業時数を削り、その分、①他の教科に上乗せ②新しい教科を開設③子どもの個性や実態に応じた学習支援④教員の授業改善に直結する研究活動に使うことなどを可能にする「弾力化」案を説明した。

 年間の標準授業時数は、小学4年~中学3年は1015コマ(小学校は1コマ45分、中学校は50分)を維持する。特例校のように、時間や手間のかかる手続きを必要とせず弾力化できるようにする方針も示した。

 文科省はこの案の背景となる…

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