トランプ関税が傷つける米国 醸造所は缶値上げ「全て大統領のせい」
ポート・シティー・ブルーイングの醸造所のタンクを前に、アルミ缶を持つビル・ブッチャーさん=バージニア州アレクサンドリア、榊原謙撮影 トランプ米大統領が、軍事・産業を支える重要金属に異例の高関税をかけている。鉄鋼やアルミ [...] The post トランプ関税が傷つける米国 醸造所は缶値上げ「全て大統領のせい」 appeared first on Japan Today.

トランプ米大統領が、軍事・産業を支える重要金属に異例の高関税をかけている。鉄鋼やアルミニウムにすでに50%を課し、近く銅にも50%をかける。ただ、高関税は米国の産業や人々を傷つけかねないうえ、トランプ氏が関税でかなえようとしている「米国内生産の復興」も簡単ではない現実がある。
首都ワシントンから南へ10キロ。いくつものタンクが並ぶ「ポート・シティー・ブルーイング」は、受賞歴もあるクラフトビールを東海岸の各州で展開する醸造所だ。
6月下旬に訪れると、醸造所に併設された試飲室で、できたてのIPAやラガーを飲みながら談笑する人たちの姿がみられた。
迎えてくれたのは経営者のビル・ブッチャーさん(58)。記者を醸造所に案内すると、ラベルが貼られる前の銀色に光るアルミ缶を手に取り、こう言った。
クラフトビール醸造所への通告
「関税さえなければ、こんな問題は一切起きなかったんだ」
ブッチャーさんは今月半ば…
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