インドネシア、大使館再開で北朝鮮側と合意 外国公館を「選別」か

インドネシアと北朝鮮関係に関するフォーラムには、金日成主席と金正日総書記のバッジを付けた北朝鮮大使館の外交官も出席していた=2025年4月21日、ジャカルタ、河野光汰撮影  新型コロナウイルス対策で北朝鮮が国境往来の制限 [...] The post インドネシア、大使館再開で北朝鮮側と合意 外国公館を「選別」か appeared first on Japan Today.

インドネシア、大使館再開で北朝鮮側と合意 外国公館を「選別」か
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インドネシアと北朝鮮関係に関するフォーラムには、金日成主席と金正日総書記のバッジを付けた北朝鮮大使館の外交官も出席していた=2025年4月21日、ジャカルタ、河野光汰撮影
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 新型コロナウイルス対策で北朝鮮が国境往来の制限を続ける中、インドネシア政府が在平壌の同国大使館の再開で北朝鮮側と合意していたことがわかった。識者からは北朝鮮が「国境開放に向けた動きの中で、関係の近い国から選別して外交官任務を再開させている」との見方が出ている。

 北朝鮮では新型コロナ対策で2020年1月ごろから国境の往来制限を始め、多くの国の外交官が本国に引き揚げた。

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 日米韓関係が進展した23年に関係の近い中国大使を例外的に受け入れたほか、ロシア大使の国内での動向が早くから伝えられてきたが、各国がコロナ対策緩和を始める中で、国境の往来の制限を続けてきた経緯がある。在平壌のインドネシア大使館も事実上の閉鎖状態が続いていたという。

 いまだに移動の制限が続くものの、段階的に人の往来が始まっており、一部では「正常化」に向けた動きがみられる。その一つが平壌にある外国公館への外交官の受け入れだ。

 取材に応じた複数のインドネシア政府関係者によると、インドネシア政府は北朝鮮側と大使館の再開で合意。昨年、現地視察のために外交官らを現地に派遣したという。近く外務省から局長級の外交官らを平壌常駐の大使館員として派遣し、大使の着任も含めた早期の再開を目指すという。政府関係者は「北朝鮮との合意に基づき再開に向けた準備を進めている」と述べた。

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