競技力向上か、日本選手の出場確保か スポーツ界の外国人枠の現状は

 ラグビー・リーグワンのルール変更が議論を呼んでいる。  日本代表資格を持つ海外出身選手の区分を再編し、義務教育期間のうち6年以上を日本で過ごしていない選手らの出場枠を減らす方向だ。日本のリーグでありながら、出場機会が少 [...] The post 競技力向上か、日本選手の出場確保か スポーツ界の外国人枠の現状は appeared first on Japan Today.

競技力向上か、日本選手の出場確保か スポーツ界の外国人枠の現状は

 ラグビー・リーグワンのルール変更が議論を呼んでいる。

 日本代表資格を持つ海外出身選手の区分を再編し、義務教育期間のうち6年以上を日本で過ごしていない選手らの出場枠を減らす方向だ。日本のリーグでありながら、出場機会が少なくなっていた日本出身選手に多くのプレーの場を与える狙いがある。

 一方で、海外出身選手を幅広く受け入れてきたラグビー界の「多様性」が損なわれるのでは、と危惧する声も出ている。

  • 「日本に残る」と取得した国籍 ラグビー選手規定変更に「ショック」
写真・図版
2023年のワールドカップに臨んだラグビー日本代表。様々な国・地域の出身選手が混ざり合っていた=パオロ・ヌッチ撮影

 では、日本のプロスポーツ界で、他競技はどう海外出身の選手を扱っているのか。

 プロ野球の「外国人枠」は、支配下登録に制限がない。野球協約では1軍登録選手は4人だが、現在はコロナ特例後の「出場選手登録に関する特例」を運用しているため、1枠増で5人になっている。

 そのうち試合に出場できるの…

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