叡明の細沼選手 打線爆発のきっかけつくる
叡明の細沼慶聡(けいと)選手=2025年5月19日午後1時1分、ノーブルスタ水戸、恒川隼撮影 第77回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が19日、ノーブルホームスタジアム水戸(水戸 [...] The post 叡明の細沼選手 打線爆発のきっかけつくる appeared first on Japan Today.

第77回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が19日、ノーブルホームスタジアム水戸(水戸市)などであった。関東大会初出場となる叡明(埼玉2位)は山梨学院(山梨1位)に延長タイブレークの末6―7で惜敗した。
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3点を追う七回。3人の仲間が安打と犠打でつくった1死一、三塁の好機。叡明の細沼慶聡(けいと)選手(3年)は打席に立った。第一打席は変化球を捉えられず空振り三振に仕留められていた。
「いい加減打つ」。直球を狙っていた。1球目は空振り。続く2球は見送り、4球目。外角高めの直球を振り抜き、1点を返す中前適時打に。「ここから逆転するんだ」。ガッツポーズが出た。
「打率も良く、勝負強い」と中村要監督から信頼される細沼選手。
忘れられない一戦がある。昨秋の山村学園戦だ。相手の投球に見逃し、振り遅れを連発。実力不足を痛感した。「どんな投手にも食らいつけるスイングを」。毎日欠かさずティーバッティングを行い、下半身を鍛え直したことで、一冬でスイングスピードを13キロ上げた。
チームはこの回6安打4得点の猛攻で逆転したものの、八回に再び山梨学院に追いつかれサヨナラ負け。「あの場面でもっと走者をかえせていれば。長打を打てるような選手になって、夏は甲子園を目指したい」
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