山梨学院が準決勝へ 東海大相模に逆転勝ち 春季関東高校野球

山梨学院―東海大相模 三回裏1死一塁、山梨学院は右飛後、二塁を狙った一塁走者を中継プレーでアウトにし、併殺完成。遊撃手平野、投手檜垣=2025年5月21日、ノーブルスタ水戸、池田拓哉撮影  第77回春季関東地区高校野球大 [...] The post 山梨学院が準決勝へ 東海大相模に逆転勝ち 春季関東高校野球 appeared first on Japan Today.

山梨学院が準決勝へ 東海大相模に逆転勝ち 春季関東高校野球
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山梨学院―東海大相模 三回裏1死一塁、山梨学院は右飛後、二塁を狙った一塁走者を中継プレーでアウトにし、併殺完成。遊撃手平野、投手檜垣=2025年5月21日、ノーブルスタ水戸、池田拓哉撮影

 第77回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は21日、茨城県内で準々決勝があり、山梨学院(山梨1位)が東海大相模(神奈川2位)に逆転で勝った。

 山梨学院は1―2で迎えた四回、2死から同点に追いつき、さらに一、三塁の場面で2番・石井陽昇選手(2年)の右翼方向の2点適時打で勝ち越した。その後は堅い守備で反撃を許さなかった。

 24日の準決勝は昨春の選抜大会優勝校・健大高崎(群馬1位)と対戦する。

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 急成長した投球技術が光った。

 山梨学院のエース・檜垣瑠輝斗投手(2年)が粘り強く完投し、勝利を呼び込んだ。与えた四死球はわずか一つ。奪三振3ながら、スライダーを織り交ぜて相手打線を打たせてとり、四回以降は三塁を踏ませなかった。

 今春の選抜大会で球速152キロを記録して注目された同学年・菰田陽生投手に追いつくため、スライダーを磨いてきた。打者の手元で絶妙に曲がる球を新たな武器に、練習試合で好投。競争の激しい投手陣のなかで、頭角を現した。

 春季県大会で吉田洸二監督から背番号「1」を託された。「チームの柱になる、という自覚と責任を果たしたい」。県大会3試合、関東大会2試合で先発したが、完投は初めて。「きょうの勝利は忘れ、次に投げる時は謙虚さを心がけ、持ち味のテンポの良い投球で頑張る」と気を引き締める。

 吉田監督は「夏に向け、檜垣と菰田は互いに競ってほしい」と2人のさらなる成長を期待する。

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