ダボス会議、各国首脳がトランプ氏の関税牽制 景気先行きに楽観論も
世界経済フォーラムの年次総会が開かれている会場=2025年1月11日、スイス・ダボス、寺西和男撮影 スイス・ダボスで20日に始まった世界経済フォーラム(WEF)の年次総会で、同日発足した米トランプ政権の経済政策への対応 [...] The post ダボス会議、各国首脳がトランプ氏の関税牽制 景気先行きに楽観論も appeared first on Japan Today.
スイス・ダボスで20日に始まった世界経済フォーラム(WEF)の年次総会で、同日発足した米トランプ政権の経済政策への対応などが主要なテーマとして議論されている。各国首脳らからはトランプ政権が打ち出す関税強化を牽制(けんせい)する発言が相次いだ。専門家からは米中関係の悪化を予想する声も上がる一方で、先行きへの楽観論もある。
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「我々は戦略地政学上の厳しい競争の新時代に突入した」。欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は21日の演説でそう述べた。トランプ氏の名前に言及しなかったが、経済安全保障のために各国による制裁や関税などが続くとして警戒感を示した。今後の対米関係について「我々の最優先事項は共通の利益について話し合い、交渉の準備を整えることだ」とし、現実的な対応をとると強調した。
トランプ氏が強硬な姿勢を示す中国の丁薛祥(ティンシュエシアン)・筆頭副首相も演説で、トランプ氏に言及せず「保護主義は何にもつながらない。貿易戦争には勝者はいない」と牽制した。ドイツのショルツ首相は米国第一主義の実現を最優先に掲げるトランプ氏について自国の利益を重視するのは悪いことではないとしつつも「他国との協力も通常は自国の利益につながる」と訴えた。
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21日のトランプ政権をテー…
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