「自分が一番出るつもり」 激戦の捕手争い、巨人・岸田行倫の強みは

キャンプのブルペンで話す巨人の岸田行倫(右)と戸郷翔征  プロは1年活躍しただけでは立場は確約されない。それは、常勝を義務づけられたチームならばなおさらだ。ましてや、たった一つのポジション、捕手となれば争いは激しい。8年 [...] The post 「自分が一番出るつもり」 激戦の捕手争い、巨人・岸田行倫の強みは appeared first on Japan Today.

「自分が一番出るつもり」 激戦の捕手争い、巨人・岸田行倫の強みは
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キャンプのブルペンで話す巨人の岸田行倫(右)と戸郷翔征
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 プロは1年活躍しただけでは立場は確約されない。それは、常勝を義務づけられたチームならばなおさらだ。ましてや、たった一つのポジション、捕手となれば争いは激しい。8年目の28歳、巨人の岸田行倫は今季も競争に挑む。

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 「曲がり方がこれまでと違う」。キャンプ序盤のブルペン。背番号27は、戸郷翔征が本格的に取り組み始めたカットボールを受け、肌で感じた球の変化をエースに伝えた。その他の投手にも歩み寄り、意思疎通を図った。

 2018年に大阪ガスから入団。強肩の小林、同期で打撃力もある大城卓らに阻まれ、出場数は限られてきた。それが昨季、周囲の捕手が不調のなか、存在感を高めた。

 守備では相手の仕掛けを読み、盗塁阻止率はリーグトップの4割7分5厘を記録。打撃はコンパクトな振りで1試合6打点を挙げたかと思えば、要所ではスクイズを決めた。88試合出場は自身最多。チームの捕手で最も多くマスクをかぶった。

 打撃や守備で、分かりやすい特長があるわけではないが、それでも昨季4年ぶりのリーグ優勝に貢献できたのは、ある力が秀でているからだ。

 コミュニケーション力。試合…

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