ネパールに傾く心、最良の道は 登山ガイド・野村良太
木曽駒ケ岳から宝剣岳方面を望む=長野県宮田村 野村良太の山あり谷あり大志あり:23 2022年に前人未到の北海道分水嶺(ぶんすいれい)積雪期単独縦断を達成し、28歳で植村直己冒険賞を受賞した道内の山岳ガイド野村良太さんの [...] The post ネパールに傾く心、最良の道は 登山ガイド・野村良太 appeared first on Japan Today.

野村良太の山あり谷あり大志あり:23
2022年に前人未到の北海道分水嶺(ぶんすいれい)積雪期単独縦断を達成し、28歳で植村直己冒険賞を受賞した道内の山岳ガイド野村良太さんのコラム(紙面は北海道支社版掲載)です。
富山湾を起点に、日本アルプスをつないで、静岡県は駿河湾まで。日本海から太平洋に至る山岳地帯415キロを8日以内に駆け抜ける、TJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)という山岳レースがある。このレースに着想を得て、日本海から太平洋までを冬季に単独で大縦走できないかと画策している。
前回、唐松岳への偵察後は、その足で中央アルプスへと車を走らせた。高低差日本一、終点の標高は2600メートルにもなる駒ケ岳ロープウェイで向かうは千畳敷カールだ。カールの急登を越えて、木曽駒ケ岳、宝剣岳を目指す。快晴に恵まれたおかげで、北アルプスも南アルプスもきれいに望むことができた。
それからも偵察旅は続き、いくつかの登山口や各アルプスをつなぐルートの候補を車で回りイメージを膨らませる。最後は静岡市駿河区の大浜海岸にある「TJARゴールの地」のモニュメントの写真を撮って旅を終えた。
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宮城県にある妻の実家へ戻り…
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