世界最大、花火のまちで感じた「異変」 背筋凍った生々しい海外取引
【動画】世界最大の花火のまち、中国・瀏陽=「響屋大曲煙火」エミリー・ザン氏撮影 現地の花火工場は「安全確認」を理由に従業員を映像で監視していた=2025年4月20日、中国・瀏陽、響屋大曲煙火提供 連載「HANABI」第9 [...] The post 世界最大、花火のまちで感じた「異変」 背筋凍った生々しい海外取引 appeared first on Japan Today.

【動画】世界最大の花火のまち、中国・瀏陽=「響屋大曲煙火」エミリー・ザン氏撮影
連載「HANABI」第9部 海外へ向かう大曲(1)
巨大工場は小高い丘の上にあった。屋根の看板に「烟花(イェンホワ)(花火)」の文字が浮かぶ。敷地は途方もなく広く、工室、資材庫、火薬庫がどこまでも続く。
世界最大の花火のまち、中国湖南省・瀏陽(リウヤン)市。4月、秋田県大仙市の「響屋大曲煙火(ひびきやおおまがりえんか)」社長の斎藤健太郎(45)は視察に訪れた。
中国は世界の生産量の9割を占め、海外市場で圧倒的な存在感をほこる。瀏陽は100社以上のメーカー、問屋がならぶ一大集積地だ。
オートメーション化がめざましい。火薬の配合、仕上げの玉貼り……。視察先の工場長は「人手を極力排し、生産性を上げている」と胸を張った。
手作業もすさまじい。火薬を花火玉に詰める「玉込め」。小型の3号玉(直径9センチ)の場合、響屋では一粒ずつミリ単位で配列し、1人で一日平均70個余り。その工場は700個。火薬をつかみ、玉に放り込んでいく。
何よりも、驚いたのが監視体制だ。
工場で感じた「異変」
案内された事務所で、壁一面…
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