2万人削減、最大7500億円赤字…日産が直面する「困難な状況」

日産自動車決算 2025年3月期  2万人規模のリストラに踏み出した日産自動車は13日、2025年3月期決算を発表する。純損益は最大7500億円の赤字を見込む。同社としては四半世紀前の経営危機を超える、過去最大の赤字であ [...] The post 2万人削減、最大7500億円赤字…日産が直面する「困難な状況」 appeared first on Japan Today.

2万人削減、最大7500億円赤字…日産が直面する「困難な状況」
写真・図版
日産自動車決算 2025年3月期

 2万人規模のリストラに踏み出した日産自動車は13日、2025年3月期決算を発表する。純損益は最大7500億円の赤字を見込む。同社としては四半世紀前の経営危機を超える、過去最大の赤字であり、そのリストラ規模も当時と重なる。ホンダとの経営統合が破談となり、「自力再建」の道を選んだ日産だが、その道筋は険しい。13日の決算説明会では、経営陣がどこまで踏み込んだ再建策を示せるかが注目される。

 日産が25年3月期の業績予想の大幅な引き下げを発表したのは、4月24日の夜だった。

 純損益予想の赤字は、2月時点からおよそ9倍に膨んだ7千億~7500億円。各地の工場の稼働率低下に伴う資産価値の見直しでおよそ5千億円。さらに600億円以上を人員削減などのリストラ費用として盛り込んだ。

 「私たちは困難な状況に直面しています」

 業績修正の公表に際し、イバン・エスピノーサ社長はこうコメントを付した。

 さらに5月12日には、既に発表している9千人の人員削減に加え、新たに世界で1万人を追加で削減する方針であることが明らかになった。

四半世紀前の「経営危機」 時計の針は逆回転

 これまで過去最大の赤字は0…

The post 2万人削減、最大7500億円赤字…日産が直面する「困難な状況」 appeared first on Japan Today.