認知症の原因物質、中高齢のうつ発症と関連か 高い割合で脳に蓄積
中高齢でうつなどを発症した人の、脳の「陽電子放射断層撮影(PET)」の様子。認知症の原因となることで知られる異常なたんぱく質「タウ」の蓄積が始まっていることがわかったという=量子科学技術研究開発機構提供 中高齢で重いう [...] The post 認知症の原因物質、中高齢のうつ発症と関連か 高い割合で脳に蓄積 appeared first on Japan Today.

中高齢で重いうつや、双極性障害(躁鬱(そううつ)病)を発症した人の脳画像を撮影したところ、半数の人に、認知症の原因となる異常なたんぱく質の蓄積が見られたと、量子科学技術研究開発機構(QST)などのチームが発表した。精神疾患と初期の認知症の関係は近年注目されており、うつの新たな治療や認知症の早期診断につながる可能性のある成果という。
認知症の多くは、脳に異常なたんぱく質が蓄積し、神経細胞が働かなくなることで起きるとされる。
一方、中高齢でうつなどを発症する人の中には、異常なたんぱく質の蓄積が始まっている人もいて、後に認知症に進むリスクが高いのでは、との指摘が近年出ている。
そこで、QSTの高畑圭輔・主任研究員らのチームは、脳内のたんぱく質の蓄積の様子が詳しくわかる、独自の「陽電子放射断層撮影(PET)」技術を活用。大学病院などにかかっている、比較的症状の重い、うつや双極性障害の患者で、40歳以降に発症した52人の脳画像を撮影した。
その結果、半数の26人には…
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