日本語にこだわるインター校 将来みすえ、海外就労の高い壁も理由に
英語による学習が看板のインターナショナルスクールなのに日本語の学びにこだわる異色の学校がある。大阪市の「関西国際学園」。世界共通の教育プログラムと認定されたカリキュラムをすべて日英の2カ国語で教える。学園長の中村久美子 [...] The post 日本語にこだわるインター校 将来みすえ、海外就労の高い壁も理由に appeared first on Japan Today.

英語による学習が看板のインターナショナルスクールなのに日本語の学びにこだわる異色の学校がある。大阪市の「関西国際学園」。世界共通の教育プログラムと認定されたカリキュラムをすべて日英の2カ国語で教える。学園長の中村久美子氏は「母国語を習得していないと『根無し草』になりかねない」と話す。どういうことなのか。
関西国際学園は、未就学児を対象とした幼稚園部を国内13カ所に展開する。東京都港区では小学校に相当する初等部、神戸市では初等部、中等部(中学校)、高等部(高校)を運営している。児童・生徒はほとんどが日本人だ。
「くもの巣(す)」「分類(ぶんるい)」――。4月下旬、神戸市灘区の住宅街の一角にある神戸校の初等部を訪ねた。児童数約200人。4年生の「日本語」の授業では約20人が黙々と漢字の読み仮名や文章読解の問題に取り組んでいた。
■授業は徹底して日英2言語で…
The post 日本語にこだわるインター校 将来みすえ、海外就労の高い壁も理由に appeared first on Japan Today.