「ジブリ風」とどう向き合うべきか イスラエル軍や米政府も利用
Xのホワイトハウス公式アカウントの4月7日の投稿から。バンス副大統領の発言として「不法移民を強制送還する際、極左民主党議員の許可を求めはしない」という言葉が入った画像が投稿された 何げない家族写真が、ジブリアニメと見ま [...] The post 「ジブリ風」とどう向き合うべきか イスラエル軍や米政府も利用 appeared first on Japan Today.

何げない家族写真が、ジブリアニメと見まごうキャラクターと背景に変わる――。人工知能(AI)を使って作られたそんな画像が、この1カ月ほど世界中で流行し、SNSを席巻している。政府機関もさっそくこの機能を利用し、イスラエル軍や米ホワイトハウスが「ジブリ風」画像を投稿した。
こうした画像の利用は、合法なのか。そもそもAIが生み出す、「○○風」の画像は、どこまで実物と似ているのか。また、その危険性とは。
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3月25日、米オープンAIの生成AI「ChatGPT(チャットGPT)」に新たな画像生成機能が追加された。画像を投稿し、「○○のアニメ風にして」と指示をすると、すぐにそれらしいイラストが生成される。元の画像がなくても、たとえば「少女が湖畔にたたずむジブリ風の絵を描いて」といった指示をしてみると、やはりそれらしいイラストができあがる。
「ジブリ風」 違法になるのはどんな場合?
こうした「ジブリ風」の画像は世界中で拡散され、英語圏では「ジブリフィケーション(ジブリ化)」という言葉まで広がった。一方で、クリエーターらからは懸念の声も上がり、賛否が渦巻く。
こうした一連の「ジブリ風」を巡る動きについて、スタジオジブリに見解を求めたが「弊社として特にコメントはございません」との回答だった。
法的にはどうか。著作権法に詳しい早稲田大学の上野達弘教授は、「基本的には合法だ」と語る。
著作権法では「アイデア」や…
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