カーク氏射殺事件、容疑者育った山あいの街 銃をめぐる深い関係とは

トランプ米大統領に近い右派の政治活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件で拘束されたのは、ユタ州南部の山あいの街で育った22歳の男だった。「プロ」とは言えない若者による約145メートルの狙撃の背景には何があるのか。記者が容疑者の地元を歩くと、銃をめぐるこの地域の特徴的な姿が見えてきた。
タイラー・ロビンソン容疑者が暮らしていた、人口10万人弱のセントジョージ。白人が8割を占め、共和党支持者が多い保守的な地域として知られる。
米ランド研究所の調査では、ユタ州全体の家庭での銃所有率は全米平均の44%を若干上回る47%。6割を超えるモンタナ州やワイオミング州などと比べて特段高いわけではない。
一方で、西部開拓の歴史があり狩猟も盛んなセントジョージでは銃がより身近な存在だ。
街中心部のゴルフ用品店やスポーツジムが並ぶ一角にある銃の販売店を訪れた。店内にはライフルやハンドガンなどが並び、老夫婦や若者グループが銃の品定めをしていた。小袋に無造作に詰められたライフルの銃弾50発はセール中で、1袋35ドル(約5100円)だった。
高性能化する銃 「1~2時間練習すれば」
店員のバン・シュリティング…
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