【そもそも解説】高額療養費制度、負担上限額見直しでどう変わるの?

衆院予算委で質問に答弁する石破茂首相=2025年1月31日、岩下毅撮影  保険適用の医療サービスを受けた際にかかる医療費には、患者の月ごとの負担限度を設ける「高額療養費制度」があります。この制度をめぐって政府は、所得ごと [...] The post 【そもそも解説】高額療養費制度、負担上限額見直しでどう変わるの? appeared first on Japan Today.

【そもそも解説】高額療養費制度、負担上限額見直しでどう変わるの?
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衆院予算委で質問に答弁する石破茂首相=2025年1月31日、岩下毅撮影
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 保険適用の医療サービスを受けた際にかかる医療費には、患者の月ごとの負担限度を設ける「高額療養費制度」があります。この制度をめぐって政府は、所得ごとの負担限度額を引き上げる新年度予算案を閣議決定しました。背景には医療費の増大と、子ども関連政策の財源確保があります。

  • 高額療養費制度の見直し、不安の声受け案修正を検討 着地点はどこに

 高額療養費制度は、大きな手術などによって医療費の支払いが膨らんだ際、所得などに応じた限度額を上限に負担を抑える仕組み。公的医療保険の「セーフティーネット」として機能している。

 70歳未満で五つ、70歳以上で六つの所得区分が設けられている。例えば70歳未満で真ん中の所得層(約370万~約770万円)の人が100万円の医療を受けた場合、本来は30万円の自己負担が8万7430円に軽減される。

 政府は負担上限額の引き上げ…

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