「せーの!」ドクターイエローをファンが押す リニア・鉄道館へ搬入

【動画】リニア・鉄道館に搬入された「ドクターイエロー」=辻健治撮影 リニア・鉄道館の展示場所へドクターイエロー「T4編成」を押して移動させる参加者たち=2025年6月7日、名古屋市港区、辻健治撮影  東海道・山陽新幹線の [...] The post 「せーの!」ドクターイエローをファンが押す リニア・鉄道館へ搬入 appeared first on Japan Today.

「せーの!」ドクターイエローをファンが押す リニア・鉄道館へ搬入

【動画】リニア・鉄道館に搬入された「ドクターイエロー」=辻健治撮影

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リニア・鉄道館の展示場所へドクターイエロー「T4編成」を押して移動させる参加者たち=2025年6月7日、名古屋市港区、辻健治撮影
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 東海道・山陽新幹線の点検車両「ドクターイエロー」で、運用を終えたJR東海所有の「T4編成」をリニア・鉄道館(名古屋市港区)へ搬入するイベントが7日開かれ、鉄道ファンたちが車両を押して移動させる体験をした。展示は今月14日から始まる。

 ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」として親しまれ、通常はダイヤが非公開のため「見ると幸せになる」と人気を集めてきた。700系車両をベースとしたT4編成は今年1月で引退し、残るJR西日本所有のT5編成も2027年以降をめどに引退することが決まっている。

 T4編成は引退後、先頭車両(7号車)が展示のためにJR東海の浜松工場(浜松市)で整備が続けられ、フレッシュイエローの塗装は先頭部分を手作業で塗り直したという。今月2日からの2日間、夜間に計6時間かけてリニア・鉄道館までトレーラーで陸送された。

 担当者の森岳志さん(36)は「無事にたどり着いて安心している。今後は車内にも入ることができるし、車両を見たり触ったりして楽しんでもらいたい」と話す。

 この日のイベントでは、榊原孝二・浜松工場長からリニア・鉄道館の岡部仁館長へ車両が引き継がれた。抽選で選ばれた38人が、黄色い手袋を着けて「せーの」と声を上げながらドクターイエローの車両を展示場所まで手で押した。

 愛知県春日井市の小学1年生、段本晴澄(はると)さん(6)はドクターイエローが走る姿を見るため名古屋駅などを訪れていたといい、実際に車両を触ってみて「ツルツルしてた。動かせてめちゃくちゃ楽しかった」と笑顔だった。

 T4編成の先代で、11年3月のリニア・鉄道館の開館時から展示していたT3編成はJR西に返却され、今月20日から石川県白山市の「トレインパーク白山」で展示される。

 リニア・鉄道館の岡部館長は「今までT3も愛されてきたが、T4も同様に愛していただきたい」と話した。

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