GMO問題、攻撃者が公開する情報を見に行くリスクも ポイント解説

GMOインターネットが提供するFX(外国為替証拠金取引)関連のサービスに不正アクセスを実行したと主張する人物が、サイト上で顧客の個人情報と称して氏名や住所などを公開した。GMO側は情報を拡散しないよう呼びかけているが、SNSではこの攻撃者のサイトの画像が投稿され、広がっている。どんな問題があるのか。
記事のポイント
(1)攻撃者のサイトにアクセスする危険性
(2)攻撃者が公開した情報を拡散することの懸念
(3)過去も問題に
(4)拡散行為、何罪に問われる?
(1)攻撃者のサイトにアクセスする危険性
「公開された情報と称するものには、アクセスしたり、拡散したりしないでください」。27日、同社はホームページで注意を呼びかけた。攻撃者のサイトに、FXの自動売買のために使うサーバーの貸し出しサービス「お名前.comデスクトップクラウド」の顧客を称する情報がアップされたことを受けての措置だった。
GMO側は、攻撃者のサイトにアクセスした人の情報は、「攻撃者に取得されていることを確認している」と主張。それによって生じた被害については「責任を負いかねる」とし、「アクセスは絶対にお控えください」と呼びかけている。

(2)攻撃者が公開した情報を拡散することの懸念
また、顧客のものと称する情報が拡散されることについて、不正利用や詐欺などの二次被害を拡大させることや、その情報に事実と異なる内容が含まれる可能性がある点を指摘。攻撃者のサイトは現在、ネット上で拡散されたURLからは見られない状態になっているが、GMO側は引き続き「サイトに掲載された情報の投稿、転載、拡散行為のうち悪質性の高いものに対しては、法的措置を講じる」としている。
企業のサイバーセキュリティー対策を手掛けるマクニカ(横浜市)のセキュリティ研究センターの瀬治山(せじやま)豊さんによると、攻撃者のサイトには、サイトを訪れた日時や接続元の情報などといった「アクセス情報」を記録する仕組みがひそかに組み込まれていた。このような攻撃者のサイトを適切な安全対策を取らずに閲覧すれば、パソコンが悪意のあるプログラム(マルウェア)に感染するリスクもゼロではないという。
瀬治山さんは「今回の攻撃者は大衆を味方につけて、企業への圧力にしようとしている。脅迫サイトにアクセスしたり、その内容を拡散したりするのは、完全に攻撃者の思うつぼだ」と警告する。
(3)過去も問題に
不正アクセスで奪取された情…
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