女子ハードル、苦難乗り越えた福部真子と中島ひとみが準決勝進出

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女子100メートル障害で予選を突破し、笑顔を見せる福部真子=藤原伸雄撮影
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 陸上の世界選手権(世界陸上)東京大会の女子100メートル障害予選で、同世代の日本勢2人が準決勝に進出した。

 福部真子(29)=日本建設工業=はスタートで出遅れたものの、中盤以降は海外勢に食らいつく。組4着の12秒92。昨年11月に菊池病の診断を受け、発熱が続く苦境を乗り越えて出場権をつかんだ。

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 ウォーミングアップで思い出したのは、元日本記録保持者・寺田明日香の姿だったという。

 「寺田さんは何か問題を抱えていても、いつもアスリートの顔をしていて覇気を感じた。私もそういう風にならなきゃ、とまねをしました」

 中島ひとみ(30)=長谷川体育施設=は、12秒88で組5着。「中学日本一」になりながら、遠かった世界の舞台に30歳で初めて立った。

 準決勝に向け、「同級生の真子も残っている。一緒に走れることを誇りに思うし、自国なので全力で楽しみたい」。

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