光に包まれた菩薩にみる「祈り」の形 奈良博「超 国宝」後期展示に

柔らかな光に包まれた中宮寺の菩薩半跏像=2025年5月20日、奈良市登大路町、今井邦彦撮影  奈良国立博物館(奈良市)で開催中の開館130年記念特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」(朝日新聞社など主催)は後期展示に入り、 [...] The post 光に包まれた菩薩にみる「祈り」の形 奈良博「超 国宝」後期展示に appeared first on Japan Today.

光に包まれた菩薩にみる「祈り」の形 奈良博「超 国宝」後期展示に
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柔らかな光に包まれた中宮寺の菩薩半跏像=2025年5月20日、奈良市登大路町、今井邦彦撮影
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 奈良国立博物館(奈良市)で開催中の開館130年記念特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」(朝日新聞社など主催)は後期展示に入り、一部の展示品が入れ替わった。中宮寺(奈良県斑鳩町)の国宝・菩薩半跏像(伝如意輪観音、7世紀)も登場。多くの来場者が足を止めて見入っていた。

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 「『祈り』という今展のテーマは、後期でより明確になった」と展示担当の三田覚之主任研究員は話す。東大寺(奈良市)の「金銅八角燈籠火袋羽目板」(国宝、8世紀)は大仏殿前の灯籠の一部で、楽器を奏でる「音声(おんじょう)菩薩」のレリーフ。寺院に灯明を捧げる意義を説いた灯籠銘文のパネルが添えられ、人々が祈る意味を考えさせる。

 西大寺(奈良市)の「叡尊坐…

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