チームみらい・安野貴博氏が選んだ「分断より対話」 当選までの軌跡

 テクノロジーで政治を変える――。  そんなスローガンを掲げた政治団体「チームみらい」が参院選で1議席を獲得し、国政政党としての要件も満たした。  選挙区と比例区で計15人を擁立。そのうち、代表でAIエンジニアの安野貴博 [...] The post チームみらい・安野貴博氏が選んだ「分断より対話」 当選までの軌跡 appeared first on Japan Today.

チームみらい・安野貴博氏が選んだ「分断より対話」 当選までの軌跡

 テクノロジーで政治を変える――。

 そんなスローガンを掲げた政治団体「チームみらい」が参院選で1議席を獲得し、国政政党としての要件も満たした。

 選挙区と比例区で計15人を擁立。そのうち、代表でAIエンジニアの安野貴博氏(34)が当選を決めた。

 当選が確実と報じられた20日夜、安野氏は仲間を前に、笑顔で拳を突き上げた。

 「我々にとって、当選はゴールではなく、スタートだと思っています」

写真・図版
チームみらいの初議席獲得が報じられると、安野貴博氏(中央)は立ち上がって喜び、笑顔を見せた=2025年7月20日午後8時0分、東京都千代田区、小川聡仁撮影

 AIエンジニアとして、業界では知られた存在だった。東京大学工学部を卒業後、外資系コンサルティング会社を経て、AIを活用したスタートアップ企業を創業。その名前がさらに知られるようになったのは、昨夏の東京都知事選だった。

 急速に進化する生成AIを生かした分析でSNS上の膨大な投稿から民意をくみ取れば、よりよい政策立案につながり、市民が抱える政治への無力感に風穴を開けられるのではないか。そんな思いから、都知事選への挑戦を決めた。

政党からの擁立の打診を固辞、貯金をはたいて新党設立

 初めての選挙戦で「デジタル…

The post チームみらい・安野貴博氏が選んだ「分断より対話」 当選までの軌跡 appeared first on Japan Today.