展示の陶芸作品をケーキで表現、お味は…チョコ店が創作、限定販売へ
「六感chocolate」が創作したオリジナルケーキ=広島市中区、稲田信司撮影 広島県立美術館で2月19日に開幕する第71回日本伝統工芸展の広島展(県立美術館、朝日新聞社など主催)に合わせ、陶芸作品の文鉢をイメージした [...] The post 展示の陶芸作品をケーキで表現、お味は…チョコ店が創作、限定販売へ appeared first on Japan Today.
広島県立美術館で2月19日に開幕する第71回日本伝統工芸展の広島展(県立美術館、朝日新聞社など主催)に合わせ、陶芸作品の文鉢をイメージしたオリジナルケーキが作られた。和の伝統美を洋菓子で表現する一品をめざしたという。
イメージしたのは、日本工芸会保持者賞を受賞した井戸川豊さんの「銀泥彩磁鬼灯文鉢(ぎんでいさいじほおずきもんはち)」。チョコレート店「六感chocolate」(広島市中区)を経営する中尾慶子さんが20~30代の菓子職人3人とともに3カ月間、試行錯誤を重ね作り上げた。
腐心したのが、白と黒のコントラストと味わいのバランスだ。文鉢の下段を彩る黒に近づけるため、ブラックココアパウダーを使いすぎると苦みが増してしまう。そこで思いついたのが無味の竹炭だった。エスプレッソコーヒーの苦みを加え、ムースに仕立てた。
対照的ともいえる上段の白は、甘みのあるホワイトチョコレートのムース。文鉢の縦模様に似せようと、表面のクリームに菓子用コーム(くし)で線を引いた。文鉢を印象づけるホオズキは、ハート形の甘酸っぱいフランボワーズのチョコレートで表現した。
「六感chocolate」は2019年に創業。レモンをはじめ、世羅町のピーナツ、大崎上島のブルーベリーなど、地元の食材を使い、「広島ならではのチョコレート」を提案してきた。
中尾さんは創作したケーキについて、「〝和〟の美を〝洋〟で表現するとどうなるか。和と洋には響き合うものがあります」と語った。
2月19~28日、県立美術館の3階ティールームで販売される。1日限定10食。広島展は3月9日まで。問い合わせは同美術館(082・221・6246)へ。
The post 展示の陶芸作品をケーキで表現、お味は…チョコ店が創作、限定販売へ appeared first on Japan Today.