「何のために働いているのか」 脱サラした男性は「虫捕り」を選んだ
虫網を手に昆虫採集をする後藤啓さん=2025年1月14日、大阪府枚方市、岡田真実撮影 何のために働いているかわからない。大阪府枚方市の男性は、思い切って会社を辞めた。たどり着いたのは、子どものころから大好きだった虫捕り [...] The post 「何のために働いているのか」 脱サラした男性は「虫捕り」を選んだ appeared first on Japan Today.
何のために働いているかわからない。大阪府枚方市の男性は、思い切って会社を辞めた。たどり着いたのは、子どものころから大好きだった虫捕りだった。
14日、市内のとある駅で待ち合わせ。インターネットで虫を販売する「鳴く虫研究社」の後藤啓さん(65)は、灰色の作業着に長靴姿で現れた。コオロギの仲間となる「キンヒバリ」を採集するという。
小川近くの草むらへと移動する。後藤さんは軍手をつけ、虫捕り網を取り出した。
網は直径50センチ、長さ90センチほど。体長6ミリほどのキンヒバリには大きすぎる気もするが、後藤さんは「小さすぎると逃げられる。これが一番捕りやすい」と説明した。
網を下に向け、草をなでるように右へ左へと動かす。草の上にたまった落ち葉ごとすくい取り、じっと網をのぞき込む。はい上がって逃げようとする虫がいないか、よく目をこらす。
「いい年して」と言われても
場所を変えながら繰り返し、15分ほどたったときだった。
「おった!」
寒空の下、後藤さんの歓声が…
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