米国の電車内、男がウクライナ避難民の女性を刺殺 政治論争に発展

米国の電車内、男がウクライナ避難民の女性を刺殺 政治論争に発展
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防犯カメラに映っていた2025年8月22日の電車内の映像。手前右側がイリナ・ザルツカさん=AP

 米ノースカロライナ州シャーロットで、ウクライナからの避難民の女性が電車内で男に刺殺される事件があり、治安をめぐる政治論争に発展している。防犯カメラの映像が衝撃的だったことに加え、事件が民主党の州知事と市長のもとで起きたことから、「犯罪対策が不十分だ」としてトランプ大統領ら共和党側が民主党批判を繰り返す展開となっている。

 事件は8月22日に発生。当初は大きな注目を集めていなかったが、今月5日に防犯カメラの映像が公開されると一気に関心が高まった。

 米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、殺害されたのは、ロシアのウクライナ侵攻で米国に逃れていたイリナ・ザルツカさん(23)。映像には、働いていたピザ店の制服姿のザルツカさんが電車内の座席に座って携帯電話を見ていたところを、後ろに座っていた男が突然立ち上がってナイフで襲う様子が映っていた。無差別の犯行とみられるという。

トランプ氏「恐ろしい映像を見た」

 事件の直後、映像に映ってい…

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