第6回不登校生の親が苦悩の末に至った境地とは 揺さぶられた記者の価値観

■記者コラム「教育の小径」 高浜行人

 子どもの不登校に悩む保護者を描いた連載企画「不登校 そのとき親は」に取り組んだ。

 不登校の子どものケアは、多くの場合、保護者が一手に担う実態がある。学校に行けずに傷ついた子は当初、外出もままならない状態まで追い込まれることが多いためだ。それは、子どもが身を置く環境が良くも悪くも保護者の心身の状態に左右されるということでもある。

この記事のポイント

①連載の背景と狙い
②取材した保護者の姿
③保護者を追い詰めるもの
④印象に残る保護者の変化
⑤記者の自問と気付き

  • 【連載】「不登校 そのとき親は」一覧はこちら
写真・図版
子ども3人と海水浴をする埼玉県の男性(左端)。3人とも不登校になった=男性の妻提供

 家庭という見えにくい場所で何が起きているのか。その実態に光を当て、保護者への支援につなげたいと思い、その心の揺れ動きを丁寧に聞き取らせてもらった。

登校させようともがく保護者

 取材した保護者に共通していたのは、当初、子どもの将来に強い不安を感じ、登校させようともがく姿だった。

 泣く子の手をひいて連れて行…

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