「浪曲界の駒になる」京山幸太を決意させた、ベテラン「共演者」の死
源氏物語の浪曲化に挑戦する京山幸太=2025年4月23日、大阪市北区、岩本修弥撮影 浪曲師の京山幸太(31)が紫式部の「源氏物語」を浪曲化し、25日に開く独演会で初披露する。口演の曲師を務める予定だったベテランの一風亭 [...] The post 「浪曲界の駒になる」京山幸太を決意させた、ベテラン「共演者」の死 appeared first on Japan Today.

浪曲師の京山幸太(31)が紫式部の「源氏物語」を浪曲化し、25日に開く独演会で初披露する。口演の曲師を務める予定だったベテランの一風亭初月(はづき)が、今年3月に急死。ショックから立ち直れない日々が続いたが、「浪曲に集中していくという、決意の会にしたい」と語る。
古典芸能の裾野を広げようと、約6年前からお笑いの活動も始めた幸太。賞レースに出場するなど、精力的に打ち込んできた。コントの書き方を学ぶことは、創作浪曲の構成を考える上でも生きてきたという。
ただ、師匠の幸枝若をはじめ一門を支えてきた初月の死で、浪曲に取り組む決意を新たにした。「35歳ぐらいまでは外に向けて発信を続けていこうと思っていたが、今こそ浪曲界の駒にならないと」。お笑い活動に充てていた時間を減らし、浪曲の芸を磨くことに専念するようになった。
毎年のように新作を披露してきた幸太だが、果敢に挑戦できたのも初月の三味線の存在が大きかったという。「伴奏者ではなく共演者。ネタ出し以外で本番前に一緒に練習することはほとんどないのに、合わせるのがうまかった」と振り返る。
2023年度の咲くやこの花…
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