楽器でオペラ歌手のように「うたう」 熊本・帯山中吹奏楽部の挑戦
合奏練習する帯山中学校吹奏楽部=2025年6月11日、熊本市中央区、河原田慎一撮影 夏のコンクールに向け、吹奏楽部の練習が熱を帯びるシーズンがやってきた。 6月中旬、熊本市立帯山中(中央区)の音楽室から聞こえてくるの [...] The post 楽器でオペラ歌手のように「うたう」 熊本・帯山中吹奏楽部の挑戦 appeared first on Japan Today.

夏のコンクールに向け、吹奏楽部の練習が熱を帯びるシーズンがやってきた。
6月中旬、熊本市立帯山中(中央区)の音楽室から聞こえてくるのは、合奏練習の楽器の音だけではなかった。
「そこは『タアア~ン』って、色をつけなきゃ」。オペラ歌手のような歌声が、仮設校舎の音楽室に響き渡る。吹奏楽部顧問の小島由利佳さん(63)は音大の声楽科出身。フレーズの「うたい方」を、部員たちにオペラの歌唱法で、文字通り歌って聴かせている。
音楽表現の基本は「歌」にある、というのが小島さんのモットー。サックスの新野莉心亜(りみあ)さん(3年)は「先生の歌をまねするように頑張っている」。部員たちは表現豊かに演奏しようと、懸命に小島先生の「歌」についていく。
今年は、自由曲にイタリアの…
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