松井秀喜さんが語るミスターとの思い出　師匠から受け継いだ夢と感性

2003年、大リーグ・ヤンキースに移籍した松井秀喜さん（右）を激励に訪れた長嶋茂雄さん　長嶋茂雄さんとの思い出を知りたい。そう聞くと、松井秀喜さんが静かにこう語り出したことがある。　「ドラフトでね。あのご縁があったか [...] The post 松井秀喜さんが語るミスターとの思い出　師匠から受け継いだ夢と感性 appeared first on Japan Today.

ジュン 3, 2025 - 15:00

　長嶋茂雄さんとの思い出を知りたい。そう聞くと、松井秀喜さんが静かにこう語り出したことがある。

　「ドラフトでね。あのご縁があったからこそだと思う。生まれる前から見えない何かで結ばれていたのではと、感じたこともある」

　1992年秋に開催された、プロ野球のドラフト会議。巨人に1位指名され、4球団競合の末にミスターがクジを引き当てた。そこから始まった、師弟関係。ところが松井さんは、さらにさかのぼって「生まれる前」という表現を使った。

　松井さんがこの世に産声をあげた74年に、栄光の背番号3が現役を引退した。一つの時代の終わりと、1人の人生の始まり。運命の入れ違いに「長嶋茂雄には絶対になれないけれど、松井秀喜としてはそういうご縁があったのではないかな」。そう松井さんは思っている。

３日に亡くなった元巨人監督の長嶋茂雄さん。巨人で直接指導を受けた元大リーガーの松井秀喜さんに記者が数年前、長嶋さんとの思い出を尋ねました。

　18年後、2人はプロ野球の…