岩手のCoro felice、初の全国大会「仲間と歌う楽しさ」

初の全国大会にのぞむCoro felice(コーロ フェリーチェ)=2025年8月17日、岩手県矢巾町、佐藤善一撮影  女声コーラスアンサンブル「Coro felice(コーロ フェリーチェ)」が、山形市で23、24日に [...] The post 岩手のCoro felice、初の全国大会「仲間と歌う楽しさ」 appeared first on Japan Today.

岩手のCoro felice、初の全国大会「仲間と歌う楽しさ」
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初の全国大会にのぞむCoro felice(コーロ フェリーチェ)=2025年8月17日、岩手県矢巾町、佐藤善一撮影
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 女声コーラスアンサンブル「Coro felice(コーロ フェリーチェ)」が、山形市で23、24日にある全日本おかあさんコーラス全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)に出場する。2008年に結成し、初めての全国大会に挑む。

 「歌う幸せを感じられる合唱がしたい」と、全国大会常連の岩手県立不来方高校音楽部の卒業生が中心となり結成した。音楽部を30年以上にわたって指導してきた県合唱連盟理事長の村松玲子さんが指揮を振り、10代から50代まで幅広い年代の声色をまとめてきた。

 メンバーは卒業生以外にも広がり約30人。親子も3組いる。月4回ほどの練習はアプリを駆使して日程を調整。全員そろうことはめったにないが、それぞれが繊細な音色をギリギリまで追求してきた。

 東京芸大4年の小野寺日奈さん(22)は、母親の枝里さん(56)とステージに立つ。会場のやまぎん県民ホールは不来方高時代、東北大会の会場だったが、コロナ禍で無観客だった。「あの舞台に親子で一緒に立てるのはうれしい」

 17日には矢巾町で最後の全体練習があった。歌いながら向かい合って前後に動いたり、円形になったり。全身で表現しながら、きれいなハーモニーを奏でていた。

 代表の二唐(にがら)美奈子さん(38)は「歌に専念できた学生時代と違って時間をつくるのも大変。それでも仲間と歌う音楽は楽しい。全国大会をみんなで楽しんできたい」と話した。23日の本番では「アベマリア」など2曲を歌う。村松さんは「合唱は1人ではできない。ずっと歌い続けることができるのが魅力。『真っ白』な高校生と違い、年齢も経験も違ういろいろな糸を1本にしていくのが楽しい」と話した。

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