「子どもが世界をどう見ているか」 問いかけが育てる乳幼児の自尊心
発達保育実践政策学センター(CEDEP)では、幼稚園や保育園に通う子どもたちが好奇心や興味をもって遊び、学べるよう応援する「とうきょう すくわくプログラム」に、東京都と連携して取り組んでいます。
0歳から就学前までの乳幼児期は、自尊心や意欲、共感、思いやりといった「非認知能力」を養う大事な時期だと言われています。これを受けて、非認知能力を育もうとする取り組みとして「すくわくプログラム」がスタートしました。実際には、乳幼児期からの学びと育ちを、探究的な学びにおいてデザインしています。
【楽問(がくもん)のススメ】
学校、趣味、学び直し……。「学ぶ」「教える」の現場にいる人たちに取り組みや魅力を聞きます。今回は、乳幼児の発達や保育について研究する発達保育実践政策学センター長の浅井幸子さんです。
5歳児クラスの事例では、3、4人の少人数グループをつくり、「園庭の柿の木について知っていることを教えて」と問いかけました。すると子どもたちは話し言葉や絵で「木はまっすぐに見えるけど、グニャグニャしている」と観察したことを伝えてくれたり、「雨が降る」「アリが来る」と周囲の環境との関係性を語ってくれたりします。
「根っこの絵を描いて」と問うと、根だけでなく、他の生き物や地下鉄など、地下に広がる世界を描く子もいます。子どもたちは「関係性」についてよく考えていて、大人が学ぶことも多いです。
子どもたちは世界をどう見ているか
これまでの保育では、「子ど…
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