中東覇権目指すイスラエル 核危機の行方は エジプト元外交官の見方

レダ・タイフィ氏=2025年7月13日、カイロ、翁長忠雄撮影  パレスチナ自治区ガザの戦闘をきっかけに、中東の軍事大国イスラエルは戦域を広げ、もう一つの軍事大国イランの核施設などへの直接攻撃に踏み切った。アラブ諸国はどう [...] The post 中東覇権目指すイスラエル 核危機の行方は エジプト元外交官の見方 appeared first on Japan Today.

中東覇権目指すイスラエル 核危機の行方は エジプト元外交官の見方
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レダ・タイフィ氏=2025年7月13日、カイロ、翁長忠雄撮影

 パレスチナ自治区ガザの戦闘をきっかけに、中東の軍事大国イスラエルは戦域を広げ、もう一つの軍事大国イランの核施設などへの直接攻撃に踏み切った。アラブ諸国はどう向き合うのか。核をめぐる危機が深まる今、日本の役割は何か。エジプト外務省で駐韓国大使などを歴任したレダ・タイフィ氏に聞いた。

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 ――ガザの停戦交渉はどう進むでしょうか。

 停戦合意しても、恒久停戦までに至らないでしょう。イスラエルのネタニヤフ首相は、(極右政党との連立政権を維持するという)自分自身の政治的な思惑のため、可能な限り戦争を続けたいと考えています。

 停戦合意を成功させるには、イスラエルがガザから完全撤退し、ガザの人々を(ガザ域内外に)強制移住させるという計画を放棄せねばなりません。

 ――国際社会は何ができるのでしょうか。

 国連を改革しなければなりま…

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