ユーロスペース代表の堀越謙三さん死去 カラックス映画など製作配給

ユーロスペースの堀越謙三代表=東京・渋谷  映画会社ユーロスペース代表で映画プロデューサーの堀越謙三さんが19日、間質性肺炎で死去した。80歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日お別れの会を開く予定。  1982年、東京・ [...] The post ユーロスペース代表の堀越謙三さん死去 カラックス映画など製作配給 appeared first on Japan Today.

ユーロスペース代表の堀越謙三さん死去 カラックス映画など製作配給
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ユーロスペースの堀越謙三代表=東京・渋谷

 映画会社ユーロスペース代表で映画プロデューサーの堀越謙三さんが19日、間質性肺炎で死去した。80歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日お別れの会を開く予定。

 1982年、東京・渋谷に映画館ユーロスペースを開館。レオス・カラックスやアッバス・キアロスタミ、アキ・カウリスマキらアート系監督の作品を配給・上映して80~90年代のミニシアターブームを先導した。

 映画人の育成にも力を入れ、97年にアテネ・フランセ文化センターとともに映画美学校を設立。2005年には東京芸術大学大学院映像研究科を立ち上げて教授に就任。濱口竜介監督ら多数の監督、スタッフが輩出した。

 プロデューサーとしてダニエル・シュミット監督「書かれた顔」、フランソワ・オゾン監督「焼け石に水」、黒沢清監督「大いなる幻影」、キアロスタミ監督「Like Someone in Love」、カラックス監督「アネット」などを製作した。

 23年から「新潟国際アニメーション映画祭」実行委員長を務めた。著書に「インディペンデントの栄光 ユーロスペースから世界へ」がある。

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