ギャングのバンダナでお弁当包んだ母 デザイナー志鎌英明、新境地へ
チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス=ブランド提供 6月にイタリア・フィレンツェで開かれたピッティ・ウオモで、スペシャルイベントとしてショーをしたチルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス。海外での初ランウェーショーとな [...] The post ギャングのバンダナでお弁当包んだ母 デザイナー志鎌英明、新境地へ appeared first on Japan Today.

6月にイタリア・フィレンツェで開かれたピッティ・ウオモで、スペシャルイベントとしてショーをしたチルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス。海外での初ランウェーショーとなった今回、ストリート感の強い従来のスタイルにテーラリング要素を加え、新境地をひらいた。
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デザイナーの志鎌英明は、変化のタイミングを5年ほど前から計っていたとしつつ、「ただジャケットやセットアップを作るのではなく、うちのブランドがやるべきことを探さなきゃいけないと思った」と振り返る。
ビンテージ素材を多用する作風で知られるブランドならではのテーラリングとは何か。それを模索する中で出会った「カギ」が、セルビッチと呼ばれる生地の「耳」部分だったという。とある国からデッドストックのウールのセルビッチを大量に仕入れる話が舞い込んだことがきっかけとなった。様々な色の生地をパッチワークして仕立てたジャケットは、メーカー名が書かれた耳のラインが縦横に走り、ルックに端正なリズムを与えている。
ラストルックには、これまた初の試みとして、販売を前提としないショーピースを置いた。古着のTシャツをつぎはぎし、オリジナルのグラフィックを手刷りしたドレス。ボロ切れのような灰色のヘッドピースには不釣り合いなラインストーンが輝き、ディスコーダンス(不協和)を体現する。
よりグローバルなブランド展開を見据えて、昨年12月に神奈川で開いたショーを最後に、コレクション発表の場をイタリアへ移す。「海外で最初にショーをする場所はピッティと決めていた」というほど、志鎌にとってフィレンツェは特別な場所だ。7年前に参加したピッティで、自身のスナップショットが海外メディアに取り上げられ、一気に世界中のバイヤーから注目されるようになった。
その時に身につけていたのが…
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