【そもそも解説】パナマに圧力強める米国 影響力はなぜ大きいのか

パナマ運河でタグボートに引かれる巨大な貨物船=2025年1月28日午後、軽部理人撮影  大西洋と太平洋を結ぶ海上交通の要衝である中米のパナマ運河を巡り、米国がパナマへの圧力を強めています。なぜ米国はパナマに影響力を持つの [...] The post 【そもそも解説】パナマに圧力強める米国 影響力はなぜ大きいのか appeared first on Japan Today.

【そもそも解説】パナマに圧力強める米国 影響力はなぜ大きいのか
写真・図版
パナマ運河でタグボートに引かれる巨大な貨物船=2025年1月28日午後、軽部理人撮影

 大西洋と太平洋を結ぶ海上交通の要衝である中米のパナマ運河を巡り、米国がパナマへの圧力を強めています。なぜ米国はパナマに影響力を持つのか。歴史的な経緯を解説します。

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 Q パナマ運河はいつから建設が始まったのか。

 A パナマ地峡は米大陸で最も細く、運河構想はスペイン人がパナマにやってきた16世紀からあったとされる。1880年代、フランスの企業グループが運河建設を始めたが行き詰まり、米国が建設の権利を買収。1904年から10年かけて、全長80キロの運河を完成させた。

 Q 運河返還の経緯は。

 A 運河一帯は米国の租借地…

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