55チームの組み合わせ決定 来月9日開幕、選手宣誓は仙台の主将に

組み合わせ抽選会前の各校の主将ら=2025年6月26日午後1時4分、宮城県松島町文化観光交流館、岸めぐみ撮影  第107回全国高校野球選手権宮城大会の組み合わせ抽選会が26日、松島町文化観光交流館であり、出場する55チー [...] The post 55チームの組み合わせ決定 来月9日開幕、選手宣誓は仙台の主将に appeared first on Japan Today.

55チームの組み合わせ決定 来月9日開幕、選手宣誓は仙台の主将に
写真・図版
組み合わせ抽選会前の各校の主将ら=2025年6月26日午後1時4分、宮城県松島町文化観光交流館、岸めぐみ撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 第107回全国高校野球選手権宮城大会の組み合わせ抽選会が26日、松島町文化観光交流館であり、出場する55チーム(62校)の組み合わせが決まった。開会式は7月9日、楽天モバイルパーク宮城である。選手宣誓は仙台の山岸大翔(ひろと)主将(3年)が務める。

 開会式直後の開幕試合は、仙台東―小牛田農林。決勝も楽天モバイルパーク宮城で、28日午前10時からの予定。優勝校は8月5日に阪神甲子園球場(兵庫県)で始まる全国大会に出場する。

 抽選会ではシード校から順に、各チームの主将がくじを引いた。今春の東北大会を制し、31回目の夏の甲子園出場を目指す仙台育英は、14日に石巻市民球場で第1試合に登場する。佐々木義恭主将(3年)は「夏の大会はどんな内容でも最終的に1点でも勝ち、目の前の相手に集中して一戦一戦頑張っていきたい」。

 昨夏に甲子園に初出場した聖和学園は、日本ウェルネス宮城と仙台商の勝者との顔合わせ。高橋歩汰主将(3年)は「初戦から強いチームと当たるのでわくわくするし、絶対勝ってやるという気持ちが強い」と話した。

 公立で唯一、昨秋と今春の県大会で4強入りした石巻工の伊藤海斗主将(3年)は「自分たちの強みは爆発力。厳しい戦いになると思うが、自分たちの野球をすれば勝てる」と意気込んだ。

 Aブロック

 2年ぶりの夏の甲子園を目指す仙台育英が、安定した投手力と長打力で優位に立つ。春8強の東北は、打線のつながりが持ち味。開幕試合の仙台東―小牛田農林や、白石工―白石、宮城広瀬―仙台二など、公立校同士の対戦カードも見どころ。

 Bブロック

 打線に爆発力のある石巻工を始め、強豪がそろう。春8強の仙台城南は積極的な走塁やバントで着実に得点を重ねる。昨秋の県大会準優勝の古川学園は打ち勝つ展開が得意。東北学院、仙台一、仙台、石巻西などノーシードにも実力校が並ぶ。

 Cブロック

 投打に安定感がある東陵、切れ目のない打線と足を絡めた攻撃が得意の利府が軸になりそうだ。2年前に開校した大河原産は、今回が初の単独出場となる。黒川・古川黎明・迫桜・中新田の4校による「連合チーム」の団結力にも注目したい。

 Dブロック

 春の県大会で2度のタイブレークを勝ち上がり準優勝した聖和学園は、粘り強さが光る。東北大会では初の初戦突破を果たした。春の県8強の石巻も機動力のある攻撃で、上位をうかがう。名取北―仙台南は屈指の好カードとなりそうだ。

     ◇

 選手宣誓は、希望した主将31人から抽選で、仙台の山岸大翔主将に決まった。壇上では「55チーム全ての高校生が全力プレーで、見ていただいた方々に感謝を伝えられるような大会にしたい」と力強く語った。

 「まさか本当に自分になるとはと驚いた」という山岸主将。けがもあり、春の大会途中から選手として本調子でプレーできていないという。

 そこで、プレー以外でも自分の力を見せることに挑戦しようと、ギリギリまで迷った末に希望した。「大勢の前で話す不安もあるが、やるしかない」と張り切った。

 仙台は、甲子園に初出場した第80回大会の宮城大会でも選手宣誓を担当した。「縁を感じる。一戦一戦勝ち抜きたい」

     ◇

 県高野連は26日、高校野球の発展に貢献した16人を表彰した。受賞者は次のみなさん。(敬称略)

 【功労賞】

 ◇30年以上部長・監督をした方 嘉藤敏之、小野寺三男、穀田長彦

 ◇20年以上部長・監督をした方 阿部仁、赤井澤徹、利根川直弥

 ◇10年以上部長・監督をした方 高橋龍馬、芳賀崇、前田航、阿部裕太、田中幸雄、清野俊亮、小林伸

 ◇20年以上審判をした方 佐藤拓哉、安部吉彦

 ◇10年以上審判をした方 熊谷富勝

The post 55チームの組み合わせ決定 来月9日開幕、選手宣誓は仙台の主将に appeared first on Japan Today.