無償化人気も「物価高騰が経営圧迫」大阪私立中高連が知事に支援訴え

私学の状況について吉村洋文・大阪府知事(左)に説明する大阪私立中学校高等学校連合会の草島葉子会長=2025年8月22日午後3時41分、大阪府庁、浅倉拓也撮影  大阪私立中学校高等学校連合会と大阪府の吉村洋文知事の意見交換 [...] The post 無償化人気も「物価高騰が経営圧迫」大阪私立中高連が知事に支援訴え appeared first on Japan Today.

無償化人気も「物価高騰が経営圧迫」大阪私立中高連が知事に支援訴え
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私学の状況について吉村洋文・大阪府知事(左)に説明する大阪私立中学校高等学校連合会の草島葉子会長=2025年8月22日午後3時41分、大阪府庁、浅倉拓也撮影

 大阪私立中学校高等学校連合会と大阪府の吉村洋文知事の意見交換会が22日、府庁で開かれた。私学側から、物価や人件費の高騰が学校経営を圧迫しているとして、支援を求める声が相次いだ。

 私立中高連会長の草島葉子・興国学園理事長は、府が始めた私立高校の授業料無償化によって、私学の人気が高まっている状況を紹介。今年度は小学6年の児童数が減ったにもかかわらず、私立中の受験者や私立高の入学者が前年度より増えたと説明した。

 一方、物価や施設の建設費が高騰し、働き方改革や教員の確保が難しくなっている影響で人件費も上がっていると訴えた。その上で、授業料の公費負担は63万円を上限とし、超過分は学校負担とする「キャップ制度」や、経常費補助金の額の見直しを求めた。

 意見交換会の後、吉村知事は報道陣に、現時点でキャップ制度を見直す考えはないとしつつ、「子どものために教育を充実させるという観点で考えていきたい」と述べた。

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