日経平均株価、一時600円超上昇 米国株高や自動車関税引き下げで

日経平均株価、一時600円超上昇 米国株高や自動車関税引き下げで
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市況

 5日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、一時、前日終値より600円超高い4万3200円台をつけた。取引中に4万3000円台を回復するのは約2週間ぶり。前日の米国市場での株高に加え、トランプ大統領が日本の自動車関税を引き下げる大統領令に署名したことで、投資家に安心感が広がった。

 4日の米ニューヨーク株式市場で主要3指数はそろって上昇。労働市場の減速するとの見方から、利下げ観測が改めて意識された。その後、トランプ大統領が、日本から輸入する自動車に課している関税を15%に引き下げる大統領令に署名したことが伝わった。

 東京市場はこれらを好感し、日経平均は前日より403円20銭高い4万2983円47銭で取引を始め、その後、上げ幅を広げた。アドバンテストなどの半導体関連株が買われているほか、同様に日経平均の寄与度が大きい「値がさ株」であるソフトバンクグループなどが値上がりしている。トヨタ自動車やホンダなど自動車関連株も堅調となっている。

 大手証券の担当者は「大統領…

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