古都の農村が「不夜城」に 米軍施設・奈良RRセンターが生んだ喧騒

奈良RRセンターが神戸に移転し、早くも戸を閉めたギフトショップ街=1953年  奈良RRセンターについて周辺の住民らを調査した「古都の弔旗」という報告書がある。 少女の「悲劇」米兵が見ていた 渡辺美佐子が語る映画「狂宴」 [...] The post 古都の農村が「不夜城」に 米軍施設・奈良RRセンターが生んだ喧騒 appeared first on Japan Today.

古都の農村が「不夜城」に 米軍施設・奈良RRセンターが生んだ喧騒
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奈良RRセンターが神戸に移転し、早くも戸を閉めたギフトショップ街=1953年
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 奈良RRセンターについて周辺の住民らを調査した「古都の弔旗」という報告書がある。

  • 少女の「悲劇」米兵が見ていた 渡辺美佐子が語る映画「狂宴」の撮影

 RRセンターで商売がもうかった、といった話に加え、パンパンと呼ばれた売春婦の実態も調べている。登録簿に載った282人の出身地は、大阪府を中心に近畿地方が7割近くを占めた。奈良県は8人だった。

 靴磨きが軒下で寝泊まりしてスイカを盗み食いしていたこと、麻薬は子どもたちも「眠ることいらん薬」という名で知っていたことなども載っている。

 近くの都跡小学校の3年生と5年生に調査したところ、RRセンターが学校のそばにあることを「良い」と答えた子はいなかった。「わるい」と答えた子は「悪い遊びをする」「やかましくて勉強出来ない」「パンパン、ポン引きが来る」などを理由に挙げた。

少年は米兵に抱き上げられた

 風紀の乱れや米兵の犯罪など…

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