保護者から疑問の声 入札不調で開校遅れの義務教育校説明会 埼玉

説明会の冒頭で、竹居秀子・さいたま市教育長が児童・生徒の保護者らに開校の遅れを謝罪し、「総力を結集し開校準備を進める」と述べた=2025年7月13日午前10時7分、さいたま市南区、岩堀滋撮影  人口が増えているJR武蔵浦 [...] The post 保護者から疑問の声 入札不調で開校遅れの義務教育校説明会 埼玉 appeared first on Japan Today.

保護者から疑問の声 入札不調で開校遅れの義務教育校説明会 埼玉
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説明会の冒頭で、竹居秀子・さいたま市教育長が児童・生徒の保護者らに開校の遅れを謝罪し、「総力を結集し開校準備を進める」と述べた=2025年7月13日午前10時7分、さいたま市南区、岩堀滋撮影

 人口が増えているJR武蔵浦和駅(さいたま市南区)周辺で進む義務教育学校計画が、入札不調で2028年4月の開校が見込めなくなった問題で、市教育委員会は13日、保護者説明会を開いた。参加者からは不安や疑問を訴える声が相次いだ。

 この計画は、大勢の児童生徒を抱える同駅周辺の小学校5校と中学校1校を、既存校2校と廃止した市営プール跡地などを使った新校舎の計3カ所に再編し、過密解消を目指す内容だ。

 2月の工事入札には応募者がなく、条件を緩和した4月の再公告でも、応募した業者が辞退して再び入札不調になった。

 説明会では、「ぜひ計画実施を」との声もあったが、「計画に無理があったのでは。市に諦めはないのか」と問う声があり、市教委は「着実に計画を進める」と答えた。「開校1年延期の場合に入札のタイムリミットは」と問われると、市教委は「工期が読めず、なるべく早くとしか申し上げられない」とも答えた。

 参加した同市南区の会社員男性(42)は、長男(4)が3年後に就学予定という。「対象の6校などで学区調整をするなど、別の案の検討がもっとできる」と話し、「具体的な話に欠けた。計画がうまくいかない可能性が高い印象も受けた」と述べた。

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