ながら運転は即青切符、傘で一時不停止も 自転車に「ルールブック」

ながら運転は即青切符、傘で一時不停止も 自転車に「ルールブック」
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警視庁の警察官が自転車の利用者に安全走行を呼びかけた=2022年10月19日午前8時36分、東京都港区高輪3丁目、御船紗子撮影

 来年4月1日から自転車の交通違反に、反則金を納めれば刑事罰を科さない反則通告制度(青切符)が導入される。それを前に警察庁は、自転車の交通ルールや違反取り締まりの基本的な考え方などをまとめた冊子「自転車ルールブック」を作った。同庁のホームページで4日から公開し、一般の人の理解に役立ててもらうという。

 自転車の青切符は16歳以上の運転者による比較的軽微な113種類の違反が対象。酒気帯び運転や酒酔い運転、あおり運転(妨害運転)など重めの違反24種類は対象外で、刑事罰の対象となる交通切符(赤切符)が交付され検察に送致される。

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自転車の違反の反則制度

 指導・取り締まりは、現場で警察官が違反者に指導・警告することを基本とし、交通事故の原因となるような悪質・危険な違反が青切符の対象とする。ただし、スマートフォンなどを手に持って通話や画面を注視する「ながら運転」(反則金1万2千円)、遮断機が下りた踏切への立ち入り(同7千円)、ブレーキがないなどの制動装置不良(同5千円)の三つの違反については、「重大な事故につながるおそれが高い」として、警察官が現認すれば原則として、指導・警告を経ずに即、青切符の対象とする。

 違反によって実際に交通に危…

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