「絶望しかない」障害児・医療的ケア児の親、直面する18歳の「崖」

 人工呼吸器などの医療的ケアを日常的に必要とする医療的ケア児は、国の統計によると、全国に推計2万人。障害があり特別支援学校などに通う児童や生徒は約64万人にのぼる。その親たちは、子どもが成人を迎える18歳で「崖」に直面す [...] The post 「絶望しかない」障害児・医療的ケア児の親、直面する18歳の「崖」 appeared first on Japan Today.

「絶望しかない」障害児・医療的ケア児の親、直面する18歳の「崖」

 人工呼吸器などの医療的ケアを日常的に必要とする医療的ケア児は、国の統計によると、全国に推計2万人。障害があり特別支援学校などに通う児童や生徒は約64万人にのぼる。その親たちは、子どもが成人を迎える18歳で「崖」に直面するという。

写真・図版
医療的ケアが必要な江利川優菜さんが、夜間に使う人工呼吸器。外れたことを知らせるアラームが数十分ごとに鳴るという=江利川ちひろさん提供
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 働きながら医療的ケア児や障害児を育てる親たちでつくる団体が昨年12月、厚生労働省で会見し、現状の課題や支援の必要性を訴えた。

 「障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会」は製造業やメディア、官公庁で働く約400人で構成。これまでも国などに介護と就労の両立を支援する制度の必要性などを訴えてきた。

 同会が「崖」と呼ぶのは、子どもが学校を卒業することに伴う親の失業の危機だ。子どもが日中を過ごす居場所は少なく、親が介護のために仕事を辞めざるをえないケースが急増するという。

 同会が会員らを対象に昨年1…

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