「大破局」想起するトランプ氏の住民移住案 ガザで広がる恐怖と反発

パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍が南部に避難していた住民に北部への帰還を許可したのを受け、かつての住居があった地域に戻る住民たち=2025年1月27日、ガザ北部ガザ市、ムハンマド・マンスール撮影  パレスチナ自治区ガ [...] The post 「大破局」想起するトランプ氏の住民移住案 ガザで広がる恐怖と反発 appeared first on Japan Today.

「大破局」想起するトランプ氏の住民移住案 ガザで広がる恐怖と反発
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パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍が南部に避難していた住民に北部への帰還を許可したのを受け、かつての住居があった地域に戻る住民たち=2025年1月27日、ガザ北部ガザ市、ムハンマド・マンスール撮影
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 パレスチナ自治区ガザをめぐり、トランプ米大統領が住民を域外に移住させ、米国が所有して再建を担う案を打ち出したことを受け、パレスチナからは反発の声が相次いだ。

  • 故郷ラファへ帰る 停戦がもたらした希望と失望 ガザ通信員の報告

 トランプ氏の構想は、1948年のイスラエル建国に伴う第1次中東戦争で約70万人のパレスチナ人が故郷を追われた「ナクバ(大破局)」を想起させる。ガザ最南部ラファのルアイ・アブナダさん(43)は「トランプ氏の狂気じみた発言は、人々を恐怖に陥れている。ナクバは繰り返させてはいけない」と語った。

 1月19日のイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意発効後も、ガザではがれきの下から次々と遺体が見つかっている。北部ガザ市のムハンマド・ラサスさん(27)は「破壊されたガザで、さらに強制移住などなされてよいはずがない。何があっても、我々はどこにも行かない」と訴えた。

ハマスは猛反発 「火に油」

 パレスチナ自治政府の通信社…

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