鉄道愛で不登校に挑む 経験者の小田急運転士が伝える「好き」の効用
模型を手に、車両の特徴の話題で盛り上がる別所尭俊さん(中央)と子どもたち=2024年12月26日、小田急善行駅西口のAOiスクール、足立朋子撮影 小田急電鉄の運転士2人が発案した学校以外の学びの場「AOi(アオイ)スク [...] The post 鉄道愛で不登校に挑む 経験者の小田急運転士が伝える「好き」の効用 appeared first on Japan Today.
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小田急電鉄の運転士2人が発案した学校以外の学びの場「AOi(アオイ)スクール」(神奈川県藤沢市)が昨秋、1年間のプレオープンを経て本開校した。現在、県内外から小学生から高校生まで約40人が通う。悩む子どもたちの心をひきつけるのは、自らも不登校の経験がある運転士らの「鉄道愛」にあふれたメッセージだ。
「ねえ、べっしー」
小田急善行駅に直結した商業ビル内のスクールで、スクール発案者の1人、別所尭俊(たかとし)さん(28)が呼び止められた。
鉄道模型を見せようとする子や列車運行のダイヤグラムを手に質問する子などから、次々と声がかかる。
「鉄道好きの仲間同士」
「べっしー」は別所さんの愛称。大人も子どもも愛称で呼び合うのは、「鉄道好きの仲間同士」で対等だからだという。
3時間を1コマとするが、特に決まった課題は設けず、スタッフが各自のやりたいことをサポートする。延々と模型を走らせる子もいれば、仮想の駅やダイヤをつくるのに熱中したり、新型ロマンスカーのデザインを考えたりする子も。
「I’m OK! You’re OK!」「みんなの好きを分かち合おう」がモットーだ。
「おっ、かっこいいね」。大和市から通う小学4年生の男の子は、小田急のマスコットキャラクターがデザインされた靴下をスタッフからほめられた。
母親の田畑あかねさん(48)は「こうやって気づいてくれるから、ここへ来るときは必ずはきたがるんです」。
別室登校も離島留学も続かなかったが
1年生の2学期から登校でき…
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