米国防長官、安保政策指針の策定を指示 米国第一推進 対中抑止優先

2025年4月30日、ホワイトハウスで開かれた閣議に出席するヘグセス米国防長官=AP  ヘグセス米国防長官は2日、安全保障政策の指針を示す国家防衛戦略(NDS)の策定を省内に指示した。ヘグセス氏は覚書で、トランプ大統領が [...] The post 米国防長官、安保政策指針の策定を指示 米国第一推進 対中抑止優先 appeared first on Japan Today.

米国防長官、安保政策指針の策定を指示 米国第一推進 対中抑止優先
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2025年4月30日、ホワイトハウスで開かれた閣議に出席するヘグセス米国防長官=AP

 ヘグセス米国防長官は2日、安全保障政策の指針を示す国家防衛戦略(NDS)の策定を省内に指示した。ヘグセス氏は覚書で、トランプ大統領が掲げる「米国第一主義」と「力による平和」を推進するとしている。

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 国防総省は声明で、NDSが「インド太平洋における中国への抑止を優先する」とした。同時に、「世界中の同盟国や友好国との負担の分担を強化し、その過程で関係を強化する」と述べた。北大西洋条約機構(NATO)加盟国や日本といった同盟国などを念頭に、安全保障面で相応の負担を求める姿勢を示すとみられる。

 声明は「米国の領空や国境を含む米国本土の防衛」も優先事項とした。トランプ氏が大統領令で指示した新たなミサイル防衛システム「ゴールデン・ドーム」の開発を踏まえた内容になりそうだ。

 ヘグセス氏は8月31日までの最終案の提出を指示した。コルビー国防次官(政策担当)が策定を取り仕切る。

 前回のNDSはバイデン米政権下の22年に策定されている。

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