ブラジルの写真家セバスチャン・サルガドさん死去 社会派の白黒写真

2023年5月11日、イタリアのミラノで開催された写真展「アマゾニア」で作品の前に立つセバスチャン・サルガドさん=AP  ブラジル出身の写真家、セバスチャン・サルガドさんが23日、パリで死去した。81歳だった。本人が設立 [...] The post ブラジルの写真家セバスチャン・サルガドさん死去 社会派の白黒写真 appeared first on Japan Today.

ブラジルの写真家セバスチャン・サルガドさん死去 社会派の白黒写真
写真・図版
2023年5月11日、イタリアのミラノで開催された写真展「アマゾニア」で作品の前に立つセバスチャン・サルガドさん=AP

 ブラジル出身の写真家、セバスチャン・サルガドさんが23日、パリで死去した。81歳だった。本人が設立したNPOが発表した。地元メディアによると、白血病で亡くなったという。

 サルガドさんは1944年にブラジルに生まれ、軍事独裁政権だった69年にパリに渡った。73年から写真家としての活動を始めた。

 社会問題を切り取る力強い白黒写真が特徴で、サハラ砂漠の南にあるサヘル地域の干ばつや飢餓を取材し、その作品をまとめた「サヘル」で国際的な評価を得た。アマゾンの先住民の姿を写した「アマゾニア」でも知られる。

 東京では2009年に写真展「アフリカ」を開催し、21年には高松宮殿下記念世界文化賞にも選ばれた。

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