栄東・開成… 中国にルーツ持つ受験生が中学入試に 入学者の1割も

10日に入試があった栄東中学校には、早朝から多くの受験生が集まった=2025年1月10日、さいたま市見沼区砂町2丁目、本間ほのみ撮影  中学受験シーズンが本格化している。そんな中、難関校の入試会場で、近年、見かけることが [...] The post 栄東・開成… 中国にルーツ持つ受験生が中学入試に 入学者の1割も appeared first on Japan Today.

栄東・開成… 中国にルーツ持つ受験生が中学入試に 入学者の1割も
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10日に入試があった栄東中学校には、早朝から多くの受験生が集まった=2025年1月10日、さいたま市見沼区砂町2丁目、本間ほのみ撮影

 中学受験シーズンが本格化している。そんな中、難関校の入試会場で、近年、見かけることが増えているのが、中国にルーツを持つ受験生の親子だ。入学者の約1割を占めるという進学校も。日本の私立中高にも国際化の波が打ち寄せている。

 埼玉県の中学入試初日の10日、進学校の栄東中学へ続く道には、「東大クラス」など約80人の定員に約5千人の受験生の列ができた。その中から中国語の話し声がちらほら聞こえてくる。

日本の中高一貫→日本の難関大→海外へ?

 息子を送り出したのは、14年ほど前に中国から来日した横浜市の女性(37)。夫も中国出身で、息子は日本で育てた。第1志望は、神奈川県内の東大合格者数トップの聖光学院中(横浜市)。中学受験を選んだ理由は「子どもの未来が不安。中学から良い環境に入れたいから」だ。中国では勉強第一の風潮があるといい、「日本の大学は数もあって選択肢が多いし、入試でも総合型とか学校推薦型とかいろいろあって、勉強以外の強みも評価してくれる。日本は子どもが少ないから、中国で大学受験をするより競争が激しくない」。大学入学後も見据える。「中国では海外大へ留学できる大学も限られるが、日本はどの大学も留学制度が充実している印象がある。日本の大学に進学して、英語圏の海外大学へ留学できれば」と話す。

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