受験勉強1日13時間、早まる「内巻」 中学生らしい楽しみって何?

 学校へ出発するのは朝6時45分。すぐに朝の自習時間が始まる。そこからは、短い休み時間を除いて机にかじりつく。給食があるわけではないので、昼と夜は家で食べて、また学校へ戻る。校舎から歩いて3分の場所へ親と引っ越したのも、 [...] The post 受験勉強1日13時間、早まる「内巻」 中学生らしい楽しみって何? appeared first on Japan Today.

受験勉強1日13時間、早まる「内巻」 中学生らしい楽しみって何?
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 学校へ出発するのは朝6時45分。すぐに朝の自習時間が始まる。そこからは、短い休み時間を除いて机にかじりつく。給食があるわけではないので、昼と夜は家で食べて、また学校へ戻る。校舎から歩いて3分の場所へ親と引っ越したのも、受験のためだ。

 最終的な帰宅は夜9時半で、そこからまた勉強。真夜中前に床に就くまで13時間前後は勉強している。

【連載】新語・流行語から探る中国

受験や結婚といった人生の転機や、経済やライフスタイルの変化を、中国の人びとはワンフレーズの漢字で巧みに表現しています。そんな新語・流行語が映し出す、中国社会のいまを読み解きます。

  • 【連載の狙いは】中国は探す、自らを表現する言葉を バズワードが映す社会の曲がり角

 なんのために、どれだけ暗記しないといけないのか。こみ上げる感情を押し殺すように、自分へ言い聞かせてきた。「考えない。焦りの沼にはまったら負けだ」

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北京の中学校の下校時間帯。出迎えの保護者らで混み合う中を帰途につく生徒ら=2024年10月、北京市内、斎藤徳彦撮影

 昨夏に受験を終えた湖南省の女子生徒は「しばらくはあんなに疲れないで済む」と話す。15歳。「現代の科挙」ともうたわれる大学統一入学試験(高考)ではない。高校受験(中考)が、中国全土の中学生にこれだけの競争を強いている。

現代中国を代表する一語に

 そこまで勉強漬けだったなら…

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